おはようございます。
すっかり季節が秋になりましたね。
今日もひろしま農育プロジェクトで代表をさせていただいている川口がブログを書かせていただきます。
やき米って何…?
そもそも若い人たちはやき米の存在を知らないのかもしれません。
やき米はその名のとおり、お米を焼いたものです。
お米と言っても通常食べるお米ではなく、「もち米の玄米」を焼いたものになります。
地域によっては様々な呼び方があるみたいですが、昔は各家庭でお米や野菜などを自給自足し、やき米は各家庭の庭先でつくられていたようです。
昔はやき米だけでなく、味噌や豆腐も自宅でつくっていました!
私の小学生の時もそうでした。
やき米は通常の玄米に比べて栄養価が高く、保存も効くので保存食としても重宝されていました。
農育でやき米づくりをはじめたきっかけ
では、「なぜひろしま農育プロジェクトでやき米づくりを?」
地元の広島大学の学生さん(当時)が「地方創生と特産品づくりに挑戦したい」と言う事で、何かないだろうかと野菜や果物なども一緒に調べてました。
ひろしま農育プロジェクトの活動拠点の東広島市は酒の街で有名で、きれいな水で育てた酒米が大きな特徴です!
なので、お米を使った特産品、、、
やき米だ!
と言う事でやき米づくりに挑戦しました。
しかし、最初はつくり方も分からず、知り合いのシェフの方にアドバイスや現地指導をいただき、何とか製品化することが出来ました!
製品化するための機材の補助金申請や賞味期限の届出も広島大学の学生さん(当時)がメインで頑張りました。
やき米に込められた想い
私たちはやき米が東広島市の一つの特産品になり、地域農業が少しでも活性化出来ればと思っています。
何より学園都市である東広島市で地元の大学生が中心になって特産品を開発した事が大きなビジョンであり、モデルになってほしいと願っています!
やき米の売上は農育ぶちうま宅食便(こども宅食応援団)や農育ブートキャンプ(子ども達の農業・自然教室)などの活動資金に充てさせていただこうと思います。
やき米を食べて、地域も元気に、子供たちも元気になる!
そんな想いを込めて、やき米をつくって、販売していこうと思います♪
最後に・・・
やき米づくりに込められたストーリーとヒストリーを紹介しました。
私個人のヒストリーを最後に書かせていただきます。
私の生まれ育った町の近くにもやき米を販売されており、亡くなった祖母が大好きでよく食べさせてもらっていました。
ですが、高齢化や生産者不足でやき米の販売量が年々減少してきています。
祖母が生前「やき米が食べたいなぁ」と話していたので、何とか生きている間に。祖母がまだ食事を食べれる間につくってあげたい。
美味しいやき米を食べさせてあげたいと思って、一緒にやき米開発をがんばりました。
しかし、その願いはかないませんでした…
だからこそ、美味しいやき米を多くの人に食べてもらい、多くの人に笑顔になってほしいと思います!
やき米は栄養価も高く、香ばしい香りとモチモチした食感が最高です♪
レシピもひろしま農育プロジェクトのホームページに掲載しています!
https://hiroshima-nouiku.com/contents/yakigome/
想いと願いをたくさん込めてつくっていますので、一度手に取ってみてください♪